読書の話

また,司馬遼太郎を読んでいます。
司馬さんの作品を一年に1・2作品は読でるな。
いま,読んでいるのは「殉死」という,
まさに明治時代の乃木希典軍人さんの話というか,
その人を題材とした司馬遼太郎のエッセイやメモが
表現として,近いかな。


この作品を読むと,自分の思考に固執することの危険性と,
思考を思想化するように自分のなかで
培養することが時折見せる美しさを読み取ることができます。


結局,固執はあまり世の中有益ではないと,
著者は言いたいんだろう。と,思うのだけれど…,
その様な結論以上に司馬遼太郎の本は実に読みやすい。


司馬さん。なんで死んじゃったんだよ〜。