2005-08-08 読書の話 また,司馬遼太郎を読んでいます。 司馬さんの作品を一年に1・2作品は読でるな。 いま,読んでいるのは「殉死」という, まさに明治時代の乃木希典軍人さんの話というか, その人を題材とした司馬遼太郎のエッセイやメモが 表現として,近いかな。 この作品を読むと,自分の思考に固執することの危険性と, 思考を思想化するように自分のなかで 培養することが時折見せる美しさを読み取ることができます。 結局,固執はあまり世の中有益ではないと, 著者は言いたいんだろう。と,思うのだけれど…, その様な結論以上に司馬遼太郎の本は実に読みやすい。 司馬さん。なんで死んじゃったんだよ〜。